ハードウェア×ソフトウェアの融合が生む新たな可能性 - TechSeeker 2025にCraftStadiumがメンターとして参加

ハードウェア×ソフトウェアの融合が生む新たな可能性 - TechSeeker 2025にCraftStadiumがメンターとして参加

イベント

2025年7月25日・26日の2日間、大阪ATCで開催された「TechSeeker ハッカソン 2025」に、CraftStadiumを運営する株式会社CoPaletteからメンターとして参加しました。電子工作をテーマにした本格的なハードウェアハッカソンは、私たちにとって新鮮な驚きと学びに満ちた体験となりました。

TechSeekerとは

TechSeeker(テックシーカー)は、電子工作技術やプログラミングを通じて、参加者が楽しみながらハードウェア開発・アプリ開発に取り組む、デジタルものづくりの祭典です。大阪産業局TEQSが主催し、IoT・AI・ロボット技術などの最新テクノロジーを活用した作品づくりを通じて、次世代の技術者育成とイノベーション創出を目指しています。

CraftStadiumから2名がメンターとして参加

今回、CraftStadiumからは以下の2名がメンターとして参加しました。

山本新(株式会社CoPalette 代表取締役)
フロントエンド開発やサービス開発の経験を活かし、参加者が実現したいアイデアに対して、どのような技術でどう実装するかの整理をサポート。実際にコードレベルでの技術的なメンタリングも行いました。

鈴木倖人(同志社大学Do'er代表 / 同志社大学ロボット研究会)
19歳の若きエンジニアとして、電子工作・回路設計からWeb開発まで幅広い技術領域でサポート。CraftStadiumのアクティブユーザーでもある鈴木さんは、参加者と年齢が近いこともあり、技術的な壁を感じさせない親しみやすいメンタリングを実現しました。

ハードウェアハッカソンならではの発見

朝の風景 - 日本橋への買い出し

2日目の朝、参加者たちが続々と日本橋の電子部品店へ向かう姿は、ソフトウェア中心のハッカソンでは見られない光景でした。センサー、マイコン、LED、抵抗器...必要な部品を吟味し、購入してきた部品を前に「これからどう組み立てようか」と真剣に議論する参加者たち。この物理的な制約と可能性が同居する環境こそが、ハードウェアハッカソンの醍醐味だと実感しました。

技術力の高さに驚愕

鈴木さんのコメントが印象的でした。

まず印象として、とても技術力の高い人たちが集まっていると感じました。社会人+学生を集めて電子工作をテーマに行われる珍しい形態のハッカソンということもあるのか、回路やマイコン、AIについて深い知識のあるメンバーがたくさん集結していて、ハッカソンのレベルを押し上げていました。中にはマイコンも機械学習もLLMも全部自作経験がある人などもいて、びっくりしました。クオリティの高いプロダクトが出てくるのがとっても楽しみです。そんな独特な形式のハッカソンにも関わらず、全チームが当日和気あいあいと開発を進められていたのはとても良かったと思います。オフラインでコミュニケーションをして、一緒に配線をしたり、プログラムを実機に書き込んだり、部品を買いに行ったりするのは絶対楽しいだろうな~と思いながら見ていました(笑)

今後もこうした取り組みが広がり、より多くの技術者がハードウェア開発の面白さに触れられることを期待しています。運営の皆様、そして参加者の皆様、本当にお疲れ様です!発表に向けて開発も頑張ってください。

メンタリングで感じた可能性

リアルとデジタルの融合

参加チームの開発風景は、まさにリアルとデジタルの融合でした。配線を手作業で繋ぎながら、同時にプログラムを書き、実機に書き込んで動作確認。この一連のプロセスを、チームメンバーが和気あいあいと進める様子は、オンライン中心のハッカソンでは味わえない一体感がありました。

技術の垣根を超えた交流

ハードウェアエンジニアとソフトウェアエンジニアが自然に協力し合う姿も印象的でした。「このセンサーのデータをどうUIに反映させるか」「この機能を実現するには、どんな回路設計が必要か」といった議論が活発に交わされ、異なる専門性を持つ参加者同士が学び合う場となっていました。

CraftStadiumが目指す未来との接点

山本のコメント:

「メンターとして参加した7月26日は非常に充実した1日でした。ハードウェアハッカソン特有の、部品調達から始まる開発プロセスは新鮮で、参加者の創造性が物理的な形となって現れる瞬間に立ち会えたことは貴重な経験でした。CraftStadiumとしても、様々な形式のハッカソンをサポートし、より多様なイノベーション創出の場を提供していきたいと考えています」

今後の展望

TechSeekerのような質の高いハードウェアハッカソンは、日本のものづくり文化と最新テクノロジーが融合する貴重な場です。CraftStadiumとしては、以下の点で貢献していきたいと考えています。

  1. 多様なハッカソンの運営支援

    • ハードウェア、ソフトウェア、デザインなど、様々な形式のハッカソン運営をトータルサポート
  2. 異分野融合型イベントの推進

    • ハードウェア×ソフトウェア×デザインなど、複合領域でのイノベーション創出支援
  3. 次世代エンジニアの育成

    • 学生と社会人が共に学び合える環境づくり

おわりに

鈴木さんの言葉を借りれば、「オフラインでコミュニケーションをして、一緒に配線をしたり、プログラムを実機に書き込んだり、部品を買いに行ったりするのは絶対楽しい」。この「楽しさ」こそが、イノベーションの源泉なのかもしれません。

TechSeeker運営の皆様、そして参加者の皆様、素晴らしい機会をありがとうございました。8月23日の作品発表会での成果発表を楽しみにしています。

CraftStadiumは今後も、様々な形のハッカソンを通じて、技術者コミュニティの発展とイノベーション創出に貢献してまいります。


TechSeeker 2025 開催概要

  • ハッカソン: 2025年7月25日(金)・26日(土)
  • 作品発表&表彰式: 2025年8月23日(土)
  • コレクション(展示会): 2025年10月25日(土)・26日(日)
  • 会場: 大阪ATC
  • 主催: ソフト産業プラザTEQS(公益財団法人大阪産業局)、一般社団法人i-RooBO Network Forum
  • 公式サイト: https://techseeker.jp/

ハッカソン開催をご検討の方へ

CraftStadiumは、企業・自治体・教育機関向けにハッカソンプラットフォームを提供しています。ハードウェアハッカソンを含む、様々な形式のイベント運営をサポートいたします。

プレイヤー向けサービス: https://www.craftstadium.com/hackathon
主催者向けサービス(CraftStadium Organize): https://www.craftstadium.com/organize

運営会社: 株式会社CoPalette


写真:TechSeeker 2025会場にて(左:鈴木倖人、右:山本新)

Tシャツ中央部にもクラスタロゴを掲載していただきました!

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PS: お弁当もご馳走様でした

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