【イベントレポート】やんばるハッカソン vol.4にゴールドスポンサーとして協賛しました

【イベントレポート】やんばるハッカソン vol.4にゴールドスポンサーとして協賛しました

イベント

2025年12月13日〜20日、沖縄県北部・やんばるの地で「やんばるハッカソン vol.4」が開催されました。CraftStadiumはゴールドスポンサーとして本イベントに協賛。今回はその様子をレポートします。

やんばるハッカソンとは

やんばるハッカソンは、沖縄県北部で開催されている学生エンジニア向けのブートキャンプ型ハッカソンです。株式会社fan-milyが主催し、今回で4回目の開催となりました。

このハッカソンの特徴は「完成度」よりも「成長」を重視している点です。誰が一番チャレンジしたか、誰が一番失敗から学んだか——プロダクトの出来だけでなく、7日間を通じた参加者の成長そのものが評価されます。

今回のテーマは「AI × 自動化 〜 身の回りの欲しいAIエージェント」。3チームが7日間かけて、自分たちの「あったらいいな」を形にしました。

7日間のスケジュール

DAY1(12月13日) @ やんばる学びの森
オープニング、チームビルディング、アイデア創出・設計を実施。世界自然遺産の森に囲まれた会場で、初対面の仲間とチームを組み、開発がスタートしました。

DAY2〜DAY6(12月14日〜19日) @ 名護市マルチメディア館
各チームで自主開発を進行。毎日「日報」で学びを言語化しながら、設計→実装→検証→改善のサイクルを回しました。

DAY7(12月20日) @ 名護市マルチメディア館
成果発表DAY。各チーム5分の発表と10分の質疑応答を経て、審査・表彰が行われました。

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各チームの成果

チームA「GreatNote」

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授業資料をアップロードするだけで、AIが自動でノートを生成し、さらにテストまで作成してくれる学習支援ツールです。

「授業中にノートを取ることに集中しすぎて、肝心の授業内容が頭に入らない」という学生ならではの課題に着目。NotebookLMなど既存ツールの使いづらさを分析した上で、「体系化からテストまで1ページで完結」というコンセプトを打ち出しました。

技術スタックはNext.js + Convex + Gemini API。特にConvexのワークフロー機能を活用したバックグラウンドジョブの実装が印象的でした。UIの完成度も高く、ドメイン取得・ロゴ作成まで行い、実際に公開できるレベルまで仕上げています。

チームB「レシピ作成AIエージェント」

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ほぼプログラミング未経験の状態からスタートしたチームです。

初日はGitの基本操作から学び始め、環境構築、プルリクエストの流れを理解するところからのスタート。大学の課題対応で開発が止まる日もありながら、最終的にはFirebase + Gemini APIを使ったアプリをデプロイまで完成させました。

7日間の日報を見ると、「知識の構造化・抽象化が難しい」「API接続にてこずった」といった試行錯誤の記録が残されており、まさに「成長を競う」やんばるハッカソンらしいチームでした。

チームC「FileSorterAI」

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ファイルを指定フォルダに保存するだけで、AIが整理先の候補を提案してくれるデスクトップアプリです。

「とりあえず後で整理しよう」と放置してしまいがちなファイル管理の課題に着目。Electron + Next.jsでローカルファイル操作を実装し、Gemini APIでファイル名・保存先を提案する仕組みを作りました。

特筆すべきは「完全自動ではなく、最終決定権は人間に」という設計思想です。AIが候補を出し、人間が確認して実行する——誤操作リスクを考慮した堅実な設計が審査員からも高く評価されました。

審査員からのコメント

今回、CraftStadiumはスポンサー協賛に加え、審査員の派遣も行いました。DeMind Inc. CEO 湯川直旺氏に審査員としてご参加いただき、各チームへフィードバックをいただきました。

湯川氏は東京大学工学部卒業後、松尾研究室で深層学習の研究に従事。2022年にサンフランシスコでDeMind Inc.を創業し、生体データを活用したカレンダーアプリ「Lifestack」を運営されています。AI・スタートアップの最前線で活躍する視点から、学生たちに実践的なアドバイスをいただきました。

各チームについて

チームA
UIが非常に洗練されており、全体として完成度の高いプロダクトだと感じました。また、Convexは自分自身これまで触ったことのない技術だったため、勉強にもなりました。こうした最新技術を積極的にキャッチアップしている点も、素晴らしいと思います。

チームB
ほとんどコーディング経験がない状態から、ここまで仕上げた成長のスピードがとても印象的でした。今後は、ChatGPTのような汎用AIに聞くだけでは完結しないユースケースにも挑戦できると、さらに面白くなりそうだと感じました。

チームC
非常に実用的なユースケースで、使用されている技術レベルも3チームの中で最も高かったように思います。また、すべてをend-to-endで自動化するのではなく、人間が介入できる余地をあえて残している点も、設計上の工夫が感じられて興味深かったです。

ハッカソン全体について

近年のAI開発の進化を背景に、短期間かつほとんどコーディング経験のない学生でも、実際に動くプロダクトを作りきれていた点がとても印象的でした。特にUIについては、どのチームもしっかりと作り込まれており、これまでのハッカソンでは後回しにされがちだった部分だけに、時代の変化を強く感じました。

一方で、AIの進化により、ChatGPTなどの汎用AIひとつでカバーできるユースケースも今後ますます増えていくと思います。開発力を高めていくことに加えて、日常の中からどれだけニッチなニーズを見つけ出せるかという視点やスキルも磨いていくことで、より魅力的で独自性のあるプロダクトを生み出していってほしいなと思いました。

CraftStadiumとして

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CraftStadiumは「ハッカソンを通じて、挑戦する人を増やす」というミッションのもと、日本最大級のハッカソンプラットフォームを運営しています。

今回のやんばるハッカソンのように、未経験者が一歩を踏み出せる場、成長を正当に評価される場を増やしていくことは、私たちの目指す世界そのものです。

CraftStadiumでは、スポンサー協賛だけでなく、審査員・メンターの派遣も承っております。 ハッカソンを開催したいけれど審査員の確保に困っている主催者の方、技術的な観点からフィードバックできる人材をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

fan-milyの皆さま、参加された学生の皆さま、そして審査員・メンターとしてご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


イベント情報

  • イベント名:やんばるハッカソン vol.4
  • 主催:株式会社fan-mily
  • 開催期間:2025年12月13日(土)〜 20日(土)
  • 開催場所:やんばる学びの森 / 名護市マルチメディア館
  • テーマ:AI × 自動化 〜 身の回りの欲しいAIエージェント

▼ CraftStadium イベントページ
https://www.craftstadium.com/hackathon/yambaruhackathon-vol4-833652-036799

▼ fan-mily イベントレポート
https://fan-mily.com/service/hackathon/event/vol4

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