「データ分析」スタートガイド|DDASH Hacks 2025

攻略法

「データ分析」スタートガイド|DDASH Hacks 2025

DDASH Hacksの運営協力をしているCraftStadiumの山本です。
本記事では、DDASH Hacksに臨むにあたって役立つ情報を共有します。
なお、本内容は教員や審査員による公式な見解、または監修を受けたものではありません。

「データを活用し社会をより良くするサービスを提案する」——これがDDASH Hacks 2025 (外部リンク)のテーマです。

でも「データ分析って難しそう」「プログラミングできないと無理なのでは?」と不安に思っていませんか?

大丈夫です。この記事を読めば、あなたに合ったルートがきっと見つかります。
技術力だけが勝負ではない、このハッカソンの戦い方をお伝えします。

📊 そもそも「データ分析」って何?

データ分析とは、数字や情報の中から「意味」を見つけ出し、何かをより良くするための提案につなげることです。難しい数式やプログラミングが必須というわけではありません。

身近な例を挙げてみましょう。
天気予報は気温・気圧・風向きなどのデータから明日の天気を予測しています。Spotifyの「あなたへのおすすめ」は、あなたの再生履歴データから好みの曲を見つけ出しています。コンビニの品揃えは、地域の購買データを分析して「この店舗ではおにぎりが売れる」といった判断をしています。

DDASH Hacks (外部リンク)で求められるのは、無料のオープンデータ(誰でも使える公開データ)を使って、社会課題を発見し、解決策を提案することです。
政府の統計データや自治体の公開情報など、すでに整備されたデータを「どう読み解き、どう活用するか」がポイントになります。

🛠️ DDASH Hacks で作れる成果物パターン

ハッカソンでは様々な形式の成果物を提出できます。
自分のスキルレベルに合った形式を選びましょう。

成果物タイプ技術レベル使うツールおすすめの人
レポート+グラフ★☆☆Google Sheets + Looker Studioプログラミング未経験者
インタラクティブダッシュボード★★☆Streamlit or Looker StudioPython少し触ったことある人
Webアプリ★★★React/Next.js + APIWeb開発経験者
モバイルアプリ★★★Flutter / React Nativeモバイル開発経験者

ここで、審査基準に注目してみましょう。DDASH Hacksの審査は5項目×各5点の25点満点 (外部リンク)で行われます。

評価項目観点
課題設定・着眼点社会課題との接続、問題意識の明確さ
解決策の独自性アイデアの新規性、発想の面白さ
実用性・価値実社会での使われ方、価値創出の具体性
プレゼンテーション構成の分かりやすさ、説明・デモの説得力
総合評価全体としての完成度、チームの熱量や挑戦の面白さ

お気づきでしょうか?
5つの評価項目の中に「技術力」を直接問う項目がありません。
問われているのは、「どんな課題に目をつけたか」「解決策にオリジナリティがあるか」「本当に誰かの役に立つか」「わかりやすく伝えられるか」——そして「チームとして面白い挑戦をしたか」です。

さらに、審査方針 (外部リンク)には「初心者チーム・挑戦的な試みも積極的に評価します」**と明記されています。つまり、プログラミング未経験でも、課題設定の鋭さ・アイデアの独自性・説得力で十分に戦えるということです。

🧭 あなたのルートを見つけよう

自分に合ったルートを見つけるために、以下の質問に答えてみてください。

Q1: プログラミング経験はありますか?

  • 「ほとんどない」ルートA
  • 「Python少し触ったことある」 → Q2へ
  • 「ガッツリ開発できる」ルートC

Q2: 何を作りたいですか?

  • 「データの分析・可視化をメインにしたい」ルートB1
  • 「動くWebアプリを作りたい」ルートB2

ルートA:ノーコードで挑む(プログラミング未経験者向け)

SpreadSheets (外部リンク)LookerStudio (外部リンク)を使えば、コードを一行も書かずにインタラクティブなダッシュボードが作れます。LookerStudioは完全無料で、テンプレートを使えば数時間で見栄えの良いダッシュボードが完成します。
アンケート集計や地域別データの比較など、初心者でも3日間で十分作り込めるレベルです。
追加でJavaScriptを使えれば、GASなどを使って、外部のAPIからデータを取得したり、想定よりも凝ったことができるようになります。

ルートB1:Pythonでデータ分析(少し経験ある人向け)

GoogleColab (外部リンク)Pythonのpandasライブラリ (外部リンク)を使って、より高度なデータ分析に挑戦できます。

データのクリーニング、統計的な分析、グラフ作成まで、無料の環境で実行可能です。Streamlit (外部リンク)を使えば、分析結果をインタラクティブなWebアプリとして公開することもできます。

ルートB2:Webアプリ開発(開発経験ある人向け)

Streamlit (外部リンク)Next.js (外部リンク)を使って、データを活用したWebアプリケーションを構築できます。APIとの連携やデータベース設計など、より技術的なチャレンジが可能です。

ルートC:フル開発(経験豊富な人向け)

React/Next.js、Flutter、React Native(もちろんPythonやRubyなどでも作れます)などを駆使して、本格的なアプリケーション開発に取り組めます。技術的完成度を追求しつつ、データ活用の独自性も忘れずにアピールしましょう。

⚠️ 全形式共通で大事なこと

繰り返しになりますが、「データ活用」が審査の軸です。どれだけ技術的に高度なアプリを作っても、データの活用が薄ければ高評価は得られません。
逆に、Google Sheetsだけで作ったシンプルなダッシュボードでも、鋭い洞察や独自の視点があれば十分に戦えます

オープンデータの活用事例として、CodeforKanazawaが開発した「5374.jp(ゴミナシ) (外部リンク)」は、自治体のゴミ収集データをシンプルに可視化しただけで全国100都市以上に展開されました。


また、政府統計ポータル「e-Stat (外部リンク)」のjSTAT MAP (外部リンク)を使えば、かつて数十万円かかった商圏分析が無料でできます。

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こうした既存のオープンデータをどう組み合わせ、どんな課題解決につなげるかが勝負どころです。
オープンデータの探し方や具体的な使い方は、別記事で詳しく解説しています。

🏆 賞の紹介

DDASH Hacks 2025 (外部リンク)では、合計24万円の賞金が用意されています。賞は3つのカテゴリに分かれており、複数の賞を狙えるチャンスがあります。

全体賞は、最優秀賞(10万円)、優秀賞2位(2万円)、優秀賞3位(2万円)の3つ。総合的な評価で選出されます。

観点別賞は、データ分析優秀賞、データエンジニアリング優秀賞、AI活用優秀賞(各2万円)の3つ。これらは全体賞とは別に授与されるため、全体賞を逃しても受賞のチャンスがあります。技術面で突出した取り組みをアピールしましょう。

企業賞として、NTT賞(2万円)、paiza賞(2万円)、ストライク賞(本社見学+ランチ+ノベルティ)が用意されています。各企業の視点で評価されるため、どんなチームにもチャンスがあります。※企業賞は増える可能性があります。

次のステップ

全員必読

  • 事前準備チェックリスト
  • 3日間タイムマネジメント戦略
  • 審査基準攻略&パワポ提出ガイド

ルート別おすすめ記事

  • ルートA: Spreadsheet + Looker Studio ノーコードダッシュボード入門
  • ルートB1: Google Colab + pandas データ分析入門
  • ルートB2: Streamlit 3時間デプロイガイド
  • 共通: オープンデータの探し方&使い方ガイド

既存記事(今すぐ読める)

2月10日のチーム発表を経て、2月23日〜25日の3日間がいよいよ本番です。
自分に合ったルートを見つけて、データの力で社会をより良くする提案を形にしてください。
技術力に自信がなくても、課題設定の鋭さとプレゼンの説得力で勝負できる——それがDDASH Hacksです。頑張りましょう!

Shin Yamamoto

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